樹齢1500年のイチイを目指して!スノーシューツアーが行われました
浜益のシンボル・黄金山のふもとにある樹齢1500年のイチイ
2月11日(祝)昨年に続き2回目の「スノーシューで訪ねる黄金山イチイの木」ツアーが行われました。
浜益区には富士山のような形の「黄金山」があるのですが、そのふもとには推定樹齢1500年と言われる大きなイチイの木があります。黄金山までは登山道があり、夏場はイチイの木へも自由に行けます。
しかし、冬には登山道も雪に閉ざされ、この時期のイチイは地元の人でさえ見に行くことがなかったのです。
「冬のイチイを見に行ってみよう」このツアーは、そんなお試し体験から始まりました。
山歩きや樹木が好きな人は多いんですね。今年もありがたいことにバスは満員となりました!
黄金山に近い民家の敷地をお借りしてバスを止め、いざ登山道へ向かいます。
登山道入り口でスノーシューを履き、軽く体操して出発!
このツアーの良いところは、樹木医さんが同行してくれること!イチイの木までは約3キロほどの道のりですが、ところどころでシラカバやエゾマツなどの樹木について解説してくれます。
また、黄金山にはアイヌの英雄・ポイヤウンぺの伝説があったり、実際にアイヌの人々もいたりしたのですが
山の木々や動物とアイヌとのかかわり方、暮らしの中で木や山には神が宿っているとして大切にしてきたことや、山に入るときのアイヌの儀礼なんかの話もあり。
参加者のみなさんもなるほどね~と深く頷いていました。
そして、イチイの看板に到着!
ここまで来たら、あともう少し!登山道から細い山道に入ります。
そして、とうとうイチイの木にご対面!
夏は周りに草が茂っていますが、冬になると真っ白な世界にくっきりと浮かび上がるイチイの木。
その姿は本当に森の神様のようです。
※この日は樹木医同行のもと、細心の注意をはらって特別に近づき触れることができましたが、通常は周りに囲いがされていて触れることは禁じられています!
何かパワーを秘めているような気がしてしまうほど存在感があります。
このまま元気でいてほしいですね。
イチイのそばでひとときを過ごし、下山です。
駐車場をお借りした農家さんの車庫(納屋?)では温かい甘酒やミルク、ココアなどをごちそうになりました。
そして近くの浜益温泉へ移動。少し遅めの昼食をとり、温泉で汗を流して帰路につきました。
昨年に続きまたイチイに会いに来たというリピーターさんもいらっしゃいました。地元の者としてとても嬉しいし、その気持ちわかるような気がします。同行スタッフの私もすでに年1回の楽しみになっていますから。
雪不足だった今年、数日前に雪が降ったこと。
2,3日前までは厳しく冷え込んでいたのに、この日は比較的温かだったこと。
吹雪も多いこの時期に、風のない穏やかな天気だったこと。
さまざまな「良かった」要素が重なった日でした。イチイの木も楽しみに待っていてくれたのかな、と思ってしまうほどに。
朝早くから準備して浜益に来てくださった参加者のみなさま、そして協力スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
- 2020年02月12日 水曜日 10時45分
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